京都保健会はCO2排出量削減目標を持っています

最近の地球沸騰化が続くと、2070年には多くの人が+7.5度の環境を経験し、35億人がほぼ住めない状況になるという報告があります。WHOによると気候危機は、最大の健康問題で、熱中症、災害、感染症、メンタルヘルスなど広範囲に影響を与えており、たばこよりも影響は甚大です。私達の孫やひ孫の世代が地球で暮らすためには、2030年までに2013年比で温室効果ガスを半減し、2050年には実質ゼロにする必要があります。

世界の気象災害等

気象庁によれば、2020年の世界平均気温は、2016年と並んで観測史上最高となりました。世界気象機関(WMO)の報告によれば、特にシベリアでは長期間にわたって高温が続き、6月にはベルホヤンスクにおいて北極圏の観測史上最高気温(暫定)となる38.0℃が観測されました。また、米国カリフォルニア州デスバレーでは8月に、過去少なくとも80年間で世界最高の気温となる54.4℃が観測されました。
 

日本の気象災害等

2020年の日本の平均気温は、基準値(1981~2010年の30年平均値)からの偏差が+0.95℃で、1898年の統計開始以降最も高い値となりました。特に2019年から2020年にかけての冬は全国的に暖冬となり、東・西日本で記録的な高温、日本海側で記録的な少雪となりました。また旬ごとの値として、7月上旬に全国のアメダス地点で観測した降水量の総和及び1時間降水量50ミリ以上の発生回数が、共に1982年以降で最多となりました。

私たちは、誰もが住み続けられる、人間と環境に優しい持続可能なまちづくりをすすめます。そのためエコアクション21に基づき、低エネルギー社会の実現に貢献します。
具体的には、CO2削減に積極的にとりくみ、LEDや省エネ機器、太陽光発電の導入、食料廃棄削減などで、京都保健会全体5年間でCO2の12%削減、2030年までに50%、2050年に実質0(2013年比)の実現をめざします。